こんにちは!
今回取り上げていくのは、今年2023年の甲子園から。
今年の甲子園ももう決勝戦を迎え、開幕から白熱した試合ばかりでしたが、本当にあっという間だったように感じます。
今年の夏も本当に暑く、そんな炎天下の中で全ての力を出し切り戦い切った高校球児たちには今年もまたたくさんの感動を与えてもらいました。
そんな中今年優勝を果たした慶応高校ですが、ニュースでも報道があるように、慶応が決勝に進出したのは103年ぶり、そして優勝を決めれば107年ぶりという快挙。
そんな伝説を作り出している慶応高校野球部ですが、今年は特にその成績が表すようにかなり強いチームであり、個人的には打線がかなり強力な印象です。
決勝戦でも甲子園常連校の仙台育英に屈することなく、持ち前の長打を軸に攻撃打線がかなりの活躍を見せていました。
これまで危うい試合が全くないわけではなかったものの、ほとんどの試合で大差をつけ順調に駒を進めてきた慶応高校。
そんな彼らの強さの秘密とは一体何なのか。
今回は、慶応高校野球部の強さに秘密に迫っていきます!
慶応高校野球部はなぜ強い?理由①推薦入試の導入による影響
慶応高校の野球部が強くなったとされる理由の一つ目は、2003年から導入されたとされる推薦入試によるものです。
これの影響で、ただ中学時代に部活だけで野球部の経験がある選手だけではなく、名門や強豪の野球クラブに所属している選手を中心に推薦で受け入れることで、強力な選手陣が集まり、それが慶応高校野球部の強さに繋がったとされています。
ですが、いくら推薦とは言ってもあの慶応ですから並大抵の学力では入学することも難しいでしょうし、入学後の勉強についていくことも難しいことでしょう。
なので学業とスポーツを両立できる優秀な生徒たちであることは前提ですが、それでも推薦枠を設けたことで、クラブ出身の強力な選手を受け入れたことが要因としては大きいとされています。
今年でいうのであれば、2年のエースである小宅投手と4番の加藤選手は県央宇都宮ボーイズというチーム出身で全国選抜で優勝、選手権準優勝のエースと4番の選手だったそうです。
また、渡辺千之亮選手は取手リトルというチームで全国優勝。
渡辺憩選手は東関東選抜の選手。
などをはじめとする、実績のある強力な選手の獲得を実現し、結集させたことが今年の慶応の活躍に影響しているとされています。
慶応高校野球部はなぜ強い?理由②監督によってチームが変わった
今年の甲子園でも度々慶応野球部を表す言葉として言われている「エンジョイ・ベースボール」というもの。
これは、1991年に就任した上田監督によって浸透したものだそうです。
その後、現監督である森林監督が上田監督の「楽しみながら野球をする」という考え方を継承し、そこから選手に自主的に練習をさせるという方針をとったことでチームの力が強くなったとされています。
また調べた情報によると、上田監督は部活によくありがちな上級生と下級生の間にある上下関係というものを嫌っていたらしく、慶応においてもそれをなくすという方針をとっていたようです。
そのため、練習後の片付けなども下級生中心にやるのではなく、上級生も含め全員で積極的にすることで時間短縮となり練習が効率的に行えるようになったとも言われています。
慶応高校野球部はなぜ強い?理由③量よりも質に拘った練習
調べた情報では、科学的な根拠に基づいた効率重視の練習を取り入れているようです。
高校野球と聞くとイメージとしては、ひたすらに練習しまくる、というような根性論的な印象が強いかもしれませんが、慶応高校では戦術や運動力学、また研究にも自主的に取り組むという科学的な練習を意識していたということが、ここ数年の慶応に強さにつながっているのではないかと言われています。
選手によっては、相手高校や相手選手の研究に熱心に取り組んだり、またプロテインを個人で輸入して本格的な体づくりに取り組むなど、それぞれ個性を活かした練習や研究を行い、着実に実力を培っているようです。
練習の量よりも、質に注目して野球に取り組んでいることが彼らの強さの秘訣なのかもしれないですね。
まとめ
今回の記事では、2023年甲子園で大活躍を見せ、107年ぶりの優勝を果たした慶応高校の強さの秘密について調査していきました。
実績のあるクラブ出身の選手が集まっていることや、野球を楽しむという考えのもと選手の指導を行う監督、そして科学的な根拠に基づいた質を重視した練習を行うという姿勢。
どれも納得の理由でしたね!
ですが、それでも今回優勝を勝ち取った一番の要因は、選手たち自身の絶え間ない努力の結晶によるものですよね。
慶応といえば学力の高さでも有名ですから、まさに慶応の高校球児たちは文武両道という感じですね。
今回は107年ぶりの優勝を果たした慶応高校について紹介しましたが、そんな大注目となった慶応高校以外にも、今年の甲子園も数々のドラマがありました。
全ての試合を見ることはできませんでしたが、どの高校もとても熱い試合展開で、見ているこちらも興奮してしまうような、そんな素晴らしい試合を見せてくれました。
特に暑いとされている真夏の炎天下の中、今年も興奮と感動を与えてくれた高校球児には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとう、そしてお疲れ様でした!
慶応高校、優勝おめでとうございます!
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